
これは電光掲示名札といいます。左の写真はピントが少しぼけてしまっています。この電光掲示名札は赤いLEDが「内とう」の文字の形に配置されていて、「内」の縦棒、横棒、曲った線の左、右、「と」や「う」の一画一画がバラバラに光ります。光り方は各ラインごとにバラバラにランダムに光るので、見ているととても奇麗で飽きさせません。
次に回路的なことを紹介しましょう。まず、NE555でクロックを生成しています。写真したの方にある青い半固定抵抗で周波数は変えられます。そのクロックはGAL20V8に入ります。このGALの中身はLFSRで、擬似乱数の生成を行っています。GALの出力はトランジスタで増幅された後、LEDにつながっています。このように非常に単純な回路です。

部品は基板の裏側にすべて表面実装ではんだ付けされています。表面は何もありません。そうした理由は装置の美的感覚を保つためです。しかもGAL20V8はソケットを使わずに直付けしました。右上と左上の黒いのは押しボタンですが、実際に機能があるのは右だけです。左のボタンは機能していません。装置の概観を左右対称にするということで美観を保とうと思って左のボタンをつけました。
この装置の大きさは名札サイズです。現在は、その名札に固定して衣服に取り付けられるようになっていた安全ピンがどこかへ行ってしまいました。また、電池は衣服の胸ポケットに入れることを前提としています。
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