
これは組込み型のPROM・GALライタです。私は前からGALライタが欲しかったのですが、なかなか高いので市販品には手が出せません。そこで自作しようと思ったのですが、どうせ作るなら、世間に出回っている物と一風変わった物を作ろうと思いました。どうせなら、市販品のライタに対して持っている不満を解消するようなものを作ろうと思いました。
市販品のGALライタでもROMライタでも何でもそうなのですが、実際に使ってみるとわかるように、意外とケーブルが邪魔なんですよね。これは実際にあった話ですが、2年前のある真夜中、市販品のライタのケーブルがちゃんとささっていないまま、電源を入れたら、煙を噴きました。調べてみると、そのライタのなかでスイッチング電源のトランジスタが燃えていました。このときは本当にあせりましたよ。

そのほかにも、ライタと制御用のパソコンはできるだけ近いところにあったほうがいいし、できれば、PLDのコンパイルをしたパソコンとライタのパソコンは同じ方がいいですよね。
それから、プリンタポートを使ってライタを制御するのは手軽でいいのですけど、プリンタと併用するときは切り替えが大変です。
そこで、これらの不満を解決するために作ったのがこれです。何と、パソコンの5インチベイにPROM・GALライタを埋め込んでしまった! これでわずらわしいケーブルからも解放され、使いごこちは抜群です。コンパイル、即、ライトができます。ケーブルはパソコンの本体内部で26芯のフラットケーブルを使っているのでとてもすっきり。
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