久しぶりの電子回路作品集の更新です。
今年は、10年来暖めてきたアイデアである「プリント基板年賀状」をつくりました。
裏面
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表面
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基板裏面の恭賀新年の文字は、金フラッシュで出来ています。龍の絵はパターンで作られていて、シルクで文章が入っています。
基板の表面はベタシルクになっています。が、半田付けができるようにランドの部分を丸くくり抜いていて、郵便番号の枠線を表示するための枠の部分もシルクを抜いています。
基板のパターンは無安定マルチバイブレータになっていて、部品を実装すると、龍の目と炎が光るようになっています。100Ωや2SC1815など、どこにでもあるありふれた部品だけで作れるようになっていますので、届いた方は、ぜひとも組み立ててみてください。
部品を実装して組み立てると、こうなります。3V〜9Vくらいの電源をつなぐと、龍の目と炎が交互に点滅します。なお、抵抗やコンデンサの値はかなりアバウトでもOKです。
切手代は何円で送れるのか?
郵便局に持っていったら、「わーすごい」と驚かれたあと、いったい何円で送れるのかを即答してくれませんでした。はがきなら50円だけど、材質的にはがきではないな・・・ということで、サンプルを1枚あずけて回答は翌日ということになりました。
結局、普通の定型郵便ということで80円となりました。
投函するまでの注意点
硬いので、角があると危険。そのため年賀状240枚のバリ取りをすることに。1個1個ヤスリがけしていては大変なので、ベルトディスクサンダーというのを購入してみました。ちょっとパワーが強すぎて削りすぎたものもあります。
それから、ベタシルクの上には切手が張り付きません。タックシールを貼ってからその上から切手を貼るという手間がかかりました。次回からは「料金後納郵便」の文字も抜きシルクで入れたいですね。
あと、郵便ポストには入れずに、局員に手渡しします。
こういうのを作ってほしい!
平成25年向けに、OEMも受託しますのでお気軽にご相談ください。200枚の場合で30万円くらい(デザイン費用込み)で承ります。
ちなみに、1枚あたりの基板の原価(つまり、人件費は含まない)は800円くらいかかっています。
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