CPLDユニバーサルプログラマ よくある質問

CPLDの書きこみと書き換えは自分でできるか?

DIPスイッチは何のためについているのか?

トランジスタ、Q3-Q6未定には何を使えばよいのか?

部品頒布セットのお値段は?

パターンの修正は?

パソコンとの接続方法は?

電源には何を使用すればいいのか?

ヒートシンクは必要ないか?


CPLDの書きこみと書き換えは自分でできるか?

 以下の手順で行ってください。
  1. XILINX社のWebサイトから、WePACKのページへ行き、CPLDの書き換えツールをダウンロードする。
  2. なひたふ新聞から最新のCPLDデータをダウンロードし、任意のフォルダに展開する。
  3. XMP基板上のDIPスイッチをONにして、XMPに電源を入れる。
  4. JTAG Programmerの実行方法 右図のようにCPLDの書き換えツール(JTAG Programmer)を実行する。

  5. cdfファイルロードに成功ツールが起動したら、「File->Open」を実行し先ほどダウンロードしたファイルの中から、xmpv2.cdfを選択する。右図のような画面になればOK。

  6. エラーの解消もしポンと音が鳴ってエラーが起きた場合、右図のように.. File ? ..と表示されているはず。このときは、CPLDの絵をダブルクリックする。そして、

    エラーの解消2ダウンロードしたファイルの中から、拡張子がjedのファイルを選択する。左側のCPLDがxmp1top.jedで、右側のCPLDがxmp2.jedである。決して逆にしないこと。

    cdfファイルロードに成功そうすると、右の図のようになる。

  7. 「Operations->Programm」を実行し、ダイアログが開いたら「OK」ボタンを押す。そうすると自動的に消去・書きこみ・ベリファイが開始されるので、成功するように祈って待つ。
  8. もし、エラーが出て止まった場合は、いくつかの原因が考えられる。まず以下の要因を考えてみてください。 CPLD書きこみツール(JTAG Programmer)は一度書きこみに失敗(厳密に言えば書きこみ回路を発見できなかった場合)は、JTAG Programmerを再起動するまで、書きこみをしようとしません。そのような場合は「Options->Cable Reset」を実行すれば再起動の手間が省けます。
  9. 最後にXMP基板上のDIPスイッチをOFFにする。これですべてOK。

DIPスイッチは何のためについているのか?

DIP SWITCH  DIPスイッチは、CPLDの書きこみ回路をON/OFFするためについています。CPLDの書き換えは本来はJTAGダウンロードケーブル(回路)というものを製作し、それを利用して行うのですが、ケーブル製作の手間を省くためにXMPの基板にはダウンロードケーブル準拠の回路を内蔵しています。その書きこみ回路をイネーブルにするかディセーブルにするかのスイッチです。

 CPLDが動作中に書き換え信号線(TMD,TDI,TCK)が多少なら変化しても大丈夫ではありますが、場合によっては誤動作することも多々あります。そのため、CPLDの書きこみ・書き換えが終了したら、このスイッチをOFFにしてください。
 スイッチは1つでいいのでは?と思われるかもしれません。そのとおりです。2つあるスイッチは片方しか有効ではありません。しかし、2つ目はだてについているわけでもありません。スイッチが1つだと2ピンのDIPスイッチを使用することになります。2ピンの部品は機械的に動かすと、力が加わり、消耗して耐久性が落ちます。そのために敢えて4ピンの2つ入りDIP-SWを使用しています。

トランジスタ、Q3-Q6未定には何を使えばよいのか?

 Q4,Q5,Q6は2SC1815を、Q7には2SC3419を使用してください。
 このトランジスタは、デバイスのGNDをシステムのGNDに落とすためについています。例えば、28ピンのEPROMを書きこむときには、40ピンソケットの20番ピンがGNDになります。このときQ7がONになればデバイスのGNDはシステムのGNDに接続されるわけです。本来ならリレーなどの機械的スイッチが適しているのですが、GND電流の流れる向きは一方通行なのでトランジスタでスイッチングしています。
 GND電流がトランジスタを通過するときに、若干ですが電位差が生じます。これは流す電流値にもよりますが、Vce(sat)というトランジスタ固有の値です。もちろんこの値が小さいほどよいわけです。
 一般的には、大電力用のトランジスタの方がVce(sat)は低く、小信号・高増幅率・高速などのトランジスタはこの値が高い傾向にあります。ですが、パワー系のトランジスタは一般的に高価です。
 この電位差によって、GALの書きこみが不安定になるのではないかと私は推測しています。特にGALは単体で100mA程度の電流を消費する大食い家なので、GAL書きこみに必要なQ7だけパワー系のトランジスタを使うようにします。

部品頒布セットのお値段は?

 今後、詳細を
部品頒布のページに載せます。

パターンの修正は?

 
プリント基板のページを参照してください。

パソコンとの接続方法は?

 25ピンのストレート・オス-オスケーブルを使用して、WINDOWSマシンのプリンターポートに接続します。

電源には何を使用すればいいのか?

 ACアダプタが便利です。書きこみ時には500mA程度の電流を消費しますが、内蔵スイッチング電源が動作する瞬間にはより多くの電流が流れます。そのため、1A程度の容量があれば完璧です。
 電圧は、8.5Vあれば十分です。この回路は最初にブリッジダイオードを通るので、電圧が1.3V程度低下するので、回路自体には7.2V程度加わります。三端子レギュレータは7Vの入力が必要ですし、EPROMの書きこみに必要な6Vや6.25Vはブリッジダイオードを通った後の電源をドロップさせて作っています。そのため、8.5Vで十分です。
 余裕をみて9Vあれば完璧ですが、あまり電圧が高いと三端子レギュレータ7805での消費電力が増えて熱くなります。高くても12Vくらいにしておいてください。

ヒートシンクは必要ないか?

 本当は必要なのだと思います。書きこみ時には7805が指で触れないくらい熱くなります。しかし、壊れずに動いています。
次はどこへ行きますか?
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