■Ver2について
もともと、Ver1は徹底したコスト削減を狙って作ったので、不充分な部分が多く、完成度の低い作品となっていたとおもいます。このままでは作っていただいた方や、CPLDを買っていただいた方に申し訳ないので、できるだけ安く最小限の変更で本格的なユニバーサルプログラマに変身することを目指しています。具体的な変更点は以下のとおりです。
- DAコンバータを使って、個々のデバイスにあった電圧を出せるようにする。
- 3.3V/5Vを出す電源の回路定数を変更。
- LM317のひとつをNPNトランジスタに変更。(コスト削減)
- パラレルポート入力にプルアップ抵抗を追加。(安定性・信頼性向上)
- シリアルEEPROMのために24番ピンからVCCが出るようになった。(新規デバイスへの対応)
- 一部のFLASHROMのために34番ピンからVPPが出るようになった。
(新規デバイスへの対応)
- (VPPの高い電圧がCPLDに逆流しないための)保護回路に使われているダイオードを電圧降下を減らすため、ショットキバリア型に変更。(性能の向上)
- コンデンサの数を増やした。
■Ver1からのバージョンアップ
電源回路以外は回路の全体的な構造は変わっていません。CPLDのピン配置も同じです。そのため、すでに作っていただいた方は、電源回路周辺を変更していただくだけでOKです。最小限の変更で済むようになっています。Ver2ではDAコンバータを使うので、ソフトウェアもバージョンアップしなければなりません。
Ver2&プリント基板に移行した結果、新たにいくつかの問題が生じてきました。
- メインの電源を切る瞬間に、VCCDEVに高い電圧が発生する。
- DOS版ソフトでGALの書きこみができなくなった。