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NAXJPの入手について |
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NAXJP0.8.0 (無償版) NAXJPの配布は終了しました。 ご利用ありがとうございました。 |
インストール |
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Linux用 |
ビルドすることなく、アーカイブを展開するだけですぐにご使用になれます。 |
Windows用 |
ビルドすることなく、アーカイブを展開するだけですぐにご使用になれます。
Windows2000で使うときには、giveioを使用します。giveioをあらかじめインストールしておいてください。 |
I/Oポートのカスタマイズ |
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初期設定では、ポートの設定は、XILINX Parallel IIIケーブルに適合するようになっています。 他のダウンロードケーブルを使いたい場合には、-portオプションを指定してください。 お客様のカスタムJTAGケーブルを使用する場合は、ports.txtというファイルを書き換えてください。 (例)naxjp -write xc95test.jed -port byteblaster.txt |
ダウンロードケーブルの作り方 | ||||||||||||||||||
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![]() また、CPLDとパソコンのパラレルポートを直結でも使用できます。直結ケーブルの作り方は
下の図を御覧下さい。ノイズが気になるときにはTCKとGNDに100pFのコンデンサを入れてください。
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簡単な使い方 |
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このモードでは、'write'や'erase'などのオプションをコマンドラインで指定します。
(例) naxjp -option filename1 [-option filename2] [-option filename3] ... [-option] |
すべてのオプション |
多くのオプションがありますが、いくつかは未完成です。
-detect デバイスの検出をおこないます -auto devicename:filename 消去、書きこみ、ベリファイを行います。 -write filename JEDECファイルをCPLDにプログラムします。 -read devicename:filename CPLDからJEDECファイルに読み出します。 -erase devicename|filename CPLDを消去します。 -verify filename JEDECファイルとCPLDをベリファイします。 -blank devicename|filename ブランクチェックします。 -bypass devicename|filename 何もしません。 -getid devicename|filename デバイスIDを取得します。 |
クイックスタート |
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ここでは書きこみ、消去、ID取得、読み出し、ベリファイなどの方法を説明します。 |
自動プログラム(-autoオプション) |
1. 次の例では"main.jed"ファイルをCPLDに書きこみます。autoオプションで書き込むと、消去とベリファイを自動で行うので書きこみミスが低減できます。また、FPGA用のコンフィグROMでは強く推奨します。 XC95108のようなデバイス名はJEDECファイル中に記述されているので、それを指定する必要はありません。XC18VシリーズやXCFシリーズをMCSファイルやBITファイルから書きこむ場合は、明示的にデバイス名を指定します。 FPGAコンフィグレーションデータを書き込む際には、bitファイルを直接扱うことができますので、iMPACTを用いてMCSに変換する必要はありません。 (例)naxjp -auto main.jed (例)naxjp -auto XC18V02:c:\vhdlwork\spa2\main.bit ![]() 2. もし、2つかそれ以上のデバイスがJTAGチェーンにつながっている場合、-writeオプションを2つかそれ以上使うことができます。次の例では、mainとsubと名づけられたデバイスがJTAGチェーンでつながっていて、順番に書きこみをおこないます。 (例)naxjp -write main.jed -write sub.jed次の例では、mainとsubと名づけられたデバイスがJTAGチェーンでつながっていて、mainのみ書きこみをおこないます。 (例)naxjp -write main.jed -bypass sub.jed |
書きこみ方法(-writeオプション) |
1. 次の例では"main.jed"ファイルをCPLDに書きこみます。XC95108のようなデバイス名はJEDECファイル中に記述されているので、それを指定する必要はありません。XC18VシリーズやXCFシリーズをBITファイルやMCSファイルから書きこむ場合は、明示的にデバイス名を指定します。
(例)naxjp -write main.jed (例)naxjp -write XC18V02:c:\vhdlwork\spa2\main.mcs ![]() 2. もし、2つかそれ以上のデバイスがJTAGチェーンにつながっている場合、-writeオプションを2つかそれ以上使うことができます。次の例では、mainとsubと名づけられたデバイスがJTAGチェーンでつながっていて、順番に書きこみをおこないます。 (例)naxjp -write main.jed -write sub.jed次の例では、mainとsubと名づけられたデバイスがJTAGチェーンでつながっていて、mainのみ書きこみをおこないます。 (例)naxjp -write main.jed -bypass sub.jed |
消去方法 (-erase オプション) |
1. 次の例ではXC95108を消去します。
(例)naxjp -erase XC951082. デバイス名の変わりにJEDECファイル名を指定できます。この場合、デバイス名はJEDECファイルから自動的に取得されます。 (例)naxjp -erase main.jed3. もし、2つかそれ以上のデバイスがJTAGチェーンでつながっている場合は、2つかそれ以上の-eraseオプションを使います。 (例)naxjp -erase xc95108 -bypass XC95144 -erase XC9572もしこのようにすれば、XC95108とXC9572の両方が消去されます。 ![]() |
ベリファイ方法 (-verify オプション) |
1. 次の例では、NAXJPはデバイスとファイルmain.jedの内容を比較します。デバイス名はJEDECファイル中に書かれているので、普通は指定する必要はありません。
(例)naxjp -verify main.jed2. もし、2つかそれ以上のデバイスがJTAGチェーンでつながっている場合、2つかそれ以上の-verifyオプションを使うことができます。次の例では、JTAGチェーンでつながっているmainとsubという名前のデザインがあり、それぞれを順番にベリファイします。 (例)naxjp -verify main.jed -verify sub.jed次の例では、JTAGチェーンでつながっているmainとsubという名前のデザインがあり、mainだけをベリファイします。 (例)naxjp -verify main.jed -bypass sub.jed |
読み出し方法 (-read オプション) |
1. 次の例では、NAXJPはデバイスの内容をファイル"read.jed"にJEDECファイルフォーマットで読み出します。 リードバック操作では、デバイス名を明確に指定しなければなりません。
(例)naxjp -read XC95108:read.jed2. もし、JTAGチェーンに2つかそれ以上のデバイスがつながっている場合、2つかそれ以上の-readオプションを使うことができます。 次の例では、JTAGチェーンでつながった2つのデバイスを、"main"と"sub"という2つのファイルに読み出します。それらは順番に読み出されます。 (例)naxjp -read XC95108:main.jed -read XC95144:sub.jedもし同じ名前のファイルがすでに存在する場合、NAXJPは上書きするかどうかを尋ねてきます。 |
ブランクチェック方法(-blank オプション) |
1. 次の例では、NAXJPはデバイスがブランク(空の状態)かどうかをチェックします。
(例)naxjp -blank XC951082. デバイス名のかわりにJEDECファイル名を指定することもできます。この場合、デバイス名はJEDECファイルの中から取得されます。 (例)naxjp -blank main.jed3. もし2つかそれ以上のデバイスがJTAGチェーンにつながっている場合、2つかそれ以上の-blank オプションを指定することができます。 (例)naxjp -blank xc95108 -bypass XC95144 -blank XC9572このようにすると、XC95108とXC9572が順番にブランクチェックされます。 |
ID取得の方法(-getid オプション) |
1. 次の例では、NAXJPはデバイスからデバイスIDを取得します。JEDECファイル名で指定すると、ファイルに記述されたデバイスと実際のデバイスが一致するかを確かめることができます。
(例)naxjp -getid xc95108 |
USERCODE取得の方法(-getsig オプション) |
1. 次の例では、NAXJPはユーザーコード(シグネチャ)をデバイスから取得します。JEDECファイル名で指定すると、ファイルに記述されたシグネチャと実際のデバイスのシグネチャが一致するかを確かめることができます。
(例)naxjp -getsig xc95108 |
SVFファイルの出力方法(-svf オプション) |
このオプションを使うと、NAXJPは実際のJTAG動作をおこなうかわりにSVFファイルを出力します。 1. 次の例では、XC95108を消去するためのSVFファイルを出力します。生成されたSVFファイルの名前はers108.svfになります。 (例)naxjp -erase XC95108 -svf ers108.svf2. 次の例では、JEDECファイルを書きこむSVFファイルを生成します。生成されたSVFファイル名はmain.svfです。 (例)naxjp -write main.jed -svf main.svf |
I/Oポートの修正(-port オプション) |
1. このオプションを使うと、プリンタポートの割り当てをファイル中で指定したとおりに変更できます。
(例)naxjp -write main.jed -port ports.txt |
ご注意 |
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ご使用条件(End User License Agreement) |
NAXJPは、誰でも商用・非商用を問わず自由に使用することができます。ただし、軍事目的の使用はできません。 NAXJPは、下記の条件の下で使用することができます。 1.使用権 本ソフトウェアは、内藤竜治の所有する著作物です。 2.利用の制限 本ソフトウェアのご使用に関して、お客様は下記の行為を行うことはできません。
3.保証の不提供 内藤竜治は、本ソフトウェアを、第三者の権利の不侵害の保証、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。 4.免責事項 本ソフトウェアは、教育や試作などFPGAの動作検証目的などを想定して作られております。この装置を使用した結果は一切保証できません。この装置を利用して書き込んだ不揮発性メモリは、データーの消失や異常な動作をする可能性が否めないので、絶対に次のような装置には使用しないでください。もし使用して、いかなる結果が起ころうとも、内藤竜治およびナヒテックおよび設計者・製造者やデバイスメーカーは一切責任を負いません。
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お問い合わせ |
ご意見・ご質問は右のアドレスまでお願いします nahitafu@nifty.com |
Tips |
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CPLDとは何 |
CPLDは論理回路デバイスです。あなたの設計した複雑な回路をCPLDに書きこむことができます。CPLDはたくさんの単純なゲートやプリント基板上の配線を取り去ります。設計が変更された場合にも、多くの場合は、それはCPLDの中だけで済みます。そのため、半田ごてを一切使わずにダイナミックに回路を変更することができます。 |
JTAGとは何か |
JTAGとは標準の名前です。JTAGはシリアルデータ転送を使います。ほとんどの最近のデジタルロジックICはJTAGをサポートしています。それぞれのデバイスを5本の線で互いに接続することができます。そしてJTAGを使ってin-system-programやバウンダリスキャンをおこなうことができます。 |
バウンダリスキャンとは何か |
バウンダリスキャンとはロジックデバイスがおこなっている動作にかかわりなく、ピンの状態を読んだりセットしたりすることができる機能です。ほとんどの最近のICはこの機能をサポートしています。 |