基本的には定電流回路3と動作原理は同じですが、ソースに抵抗が入っていて、ソース・ゲート間電圧が加わる分だけIDが減少します。ID=VGS/R1の関係があり、これらはFETのVGS-ID曲線から求めることができます。が、求めずにカットアンドトライで試すのも手です。
結果的にこの回路は、ソースに抵抗が入っていない定電流回路1よりも流す電流が小さくなります。実際には数百Ω程度の抵抗を入れるのですが、半固定抵抗にすることもあります。
VGS-ID曲線は温度によって変化するのですが、良く見ると温度によって変化しないポイントがありますので、半固定抵抗を使ってこの点に電流をあわせれば温度変化に強い定電流回路を作ることができます。