スイッチ3

 トランジスタを使ったスイッチング回路です。ベースに小さな電流を流すと、コレクタ−エミッタ間が導通し、大きな電流をスイッチングできる回路です。この回路はリレーやモータなどのコイルを含んだ負荷をスイッチするときに使われます。

説明

 基本的にはスイッチ1の回路と同じです。ただ、スイッチ1の回路でコイルをON/OFFすると、トランジスタは壊れるかもしれません。中学校の理科の実験でもやるように、コイルに流していた電流を急激に止めると、とても高い電圧の逆起電力が発生するからです。この逆起電力の電圧がトランジスタの最大定格を超えると壊れます。

 逆起電力を逃すために、コイルを含んだ負荷をON/OFFするときにはかならずダイオードをつなぐ癖をつけましょう。このダイオードはフライホイールダイオードと呼ばれます。

 それから、忘れずにベースに直列に抵抗をつなぎましょう。リレーやモーターは比較的大きな電流を流しますが、大電流を流せるトランジスタは大概Hfeが低いので、ベースに流す電流も大きくなります。こういう回路ではベースにつなぐ抵抗が数百Ω程度になるかもしれません。


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