XILOAD

2003.12.19 ナヒテック

1 XILOADとは

 XILOADはザイロードと呼びます。EZ-USB FX2(将来的にはEZ-USBも)とシリアルEEPROMをつかってXILINXのFPGAをコンフィグするためのフリーソフトウェアです。

2 機能

 2003年12月現在、次のような機能を持っています。

  1. 24C01〜24C1024までのI2CインタフェースのシリアルEEPROMに対する、データの読み書き。
  2. I2CインタフェースのシリアルEEPROMの内容をXILINXのFPGAにコンフィグデータとして流し込む機能。
  3. USBから受信したデータを、そのままXILINX FPGAにコンフィグデータとして流し込む機能。
  4. XILINX FPGAに対するコンフィグ消去コマンドの発行
  5. EZ-USB FX2に対するファームウェアのダウンロード
  6. EZ-USB FX2に対するリセットコマンドの発行
  7. Intel形式HEXファイルの読み込みと書き出し

 XILOADはEZ-USB FX2に接続されたEEPROMを自由に操作でき、Intel形式のHEXファイルに対応しています。

 FPGAのコンフィグ以外にも、ファームウェアのダウンロードやEZ-USBのROM化の際に活用することもできます。
 (例えば、ROM化を行うとROMの再書き込みが大変面倒だったりしますが、XILOADを使えば一発で解決です)

img3.png

3 ダウンロードとインストール

4 ハードウェア側の準備

 XILOADを使用してFPGAをコンフィグするためには、EZ-USB FX2のポートとFPGAを次のように接続します。 

 なお、これらの信号の割り当ては、Windows上の制御用ソフトウェアから自由に変更可能です。しかしながら、デフォルトの割り当てにしておくと最も高速に動作します。

 なお、デフォルトの割り当てもファームウェアのソースコードを変えることで変更可能です。

ポート

ビット

機能

A

0

CCLK

A

1

DATA

D

0

DONE

D

1

INIT

D

2

PROG

5 使い方

 5.1 動作の開始

  起動したら、まず「操作(O)->ファームウェアのダウンロード」を実行してください。

 5.2 いろいろな使い方

  ユーザカスタムファームウェアのロード

  カスタムファームウェアのダウンロードを行う場合は、「操作→ユーザ定義ファームウェアのダウンロード」を実行します。

  ROM化に失敗したプログラム用EEPROMの消去

  ROM化に失敗したEEPROMを消去するためには、「ファイル→新規作成」でバッファを空にし、「操作→EEPROMに書き込む」を実行します。

 ファームウェアのROM化

  「ファイル→データファイルを開く」で、.iicファイルや、.hexファイルを読み込んで、「操作→EEPROMに書き込む」を実行して、ROM化を行うこともできると思います。

6 注意

 本ソフトウェアは一切無保証です。

 本ソフトウェアの著作権は、作者である なひたふ が所有します。Windows用コントロールソフトウェアのライセンスはGPL2です。自由に使用・改変・配布して構いませんが、GPLに従って公開の義務を持ちます。ソースは自由に解析していただいて構いません。

 ファームウェアに関しては、EZ-USBの開発環境をインストールしたときのExsampleフォルダにあるbulkloop.cを修正して作成しています。なひたふが改変した部分に関してはGPL2とします。

 また、シリアルROMで動作を確認したものは、24LC64と24C1024のみです。他のROMは選択可能ですが動作確認は行っておりませんのでご了承ください。

7 Feedback

ご意見・ご要望はmail14.gifnahitafu@nahitech.com もしくはmemo01.gif掲示板までお願いします。

 

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