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XC95144XL用ボード

趣味の世界だって、
集積度が高くて速度も早くて安いCPLDを使いたい!

●ピン配置など、詳しい使い方はこちら
PCB Image
 そんな声にお答えするべく、XILINX社のCPLDであるXC95144XL-TQ144Cをユニバーサル基板などに載せるためのピッチ変換ボードをつくりました。あなたは72や108で満足ですか?
 趣味に試作に最高の選択です。

このボードを使うと以下の点ですばらしいメリットがあります。

ただし、デメリットもあります。


対応CPLD

 95144XLは最高速度178MHz(速度-5の製品)を誇る高性能CPLDです。マクロセルが144個なので、つまりフリップフロップが144個作れるというわけです。ということは、32ビットのバスに4段のパイプラインを通しても有り余る規模を持っているといえるでしょう。
 多数のマクロセルがひとつのパッケージに入っていることも重要です。144マクロセルがひとつのパッケージに入っているということは72マクロセルのチップを2個使うよりもはるかにメリットが大きいものです。
 また、同規模のXC95シリーズと比較しても値段的にも約半額ですし、消費電力も少なくなっています。

開発ツールは?

 XILINX社WebPACKやWebFitter、Foundation、Allianceなどが使えます。特にWebPACKは無料でダウンロードでき、XILINX社の全CPLDの設計ができるすばらしいソフトウェアです。

書きこみ方法は?

 XILINX社のWebサイト(最近更新されてしまいましたが・・・)にダウンロードケーブルの製作法が書かれていました。それを使って、WebPACKに付属のツールから書きこみができます。

5Vトレラントに関して

 XILINX社のCPLD、XC95XLシリーズは3.3V動作のICです。つまり、電源電圧は3.3Vでなければなりません。趣味で作るようなシステムでは電源には5Vが使われていることかと思いますが、その点はご安心ください。
XC95XLシリーズは5Vの信号入力に耐えることができます。ただし電源は3.3Vなので気をつけてください。
 出力は、Hレベルが3.3Vです。多くのTTLICやCMOSICでは3.3VはHレベルの入力として認識されるので、問題ありません。
 つまり、5Vのシステムと直結できるというわけです。ただし、気をつけなければならないシステムもあります。それは秋葉原などでも売られているH8-CPUのリセット信号です。H8-CPUのリセット信号は4.0VないとHレベルと認識されないので、このCPLDの出力をそのまま接続することはできません。

なにが作れるのか

 たとえば、このCPLDでCMOSカメラのインターフェースが作れました。CMOSカメラと72ピンSIMMとDAコンバータとパソコン用のパラレルポートを相互に接続する回路が入っています。CPLDの中身は32ビットのバスやら16ビットのバスでいっぱいですが、外はすっきりしています。
 その他、8*8ビット乗算器なども簡単に作れます。

XILINX社のCPLD、FPGAに関する考察

 最近、WebPACKの新しいバージョンがリリースされたようです。このバージョンではSpartanIIとVirtexがサポートされました。しかしながら、Spartanはサポートされなかったようです。
 Spartanというのは、XILINX社の主力製品であるFPGAです。4000Eシリーズをベースに低コスト化された製品で、数十キロゲート相当の規模があります。Virtexというのは大規模のFPGAの製品群です。 その中間をゆく
SpartanIIというのが最近リリースされましたが、
ES(エンジニアリングサンプル)の時期なので、まだ手に入りません。
 というわけで、趣味の世界でPLDを使うなら、今の時代はXC95XLシリーズがベストといえるでしょう。

注意事項

 動作保証はありません。

アフターサポートは

 アフターサポートは終了しました。

販売を希望される方は

 販売終了しました
使い方はこちら

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