GIC(Generated Immitance Converter)

この回路の存在理由

GIC  この回路は任意のインピーダンスを作り出すことができます。FDNR素子や半導体インダクタに利用できます。

動作説明

 この素子は5つの線形素子を適当に組み合わせることで、任意のインピーダンス特性を実現するものです。5つの素子には抵抗やコンデンサが使われます。この回路には入力端子はひとつしかなく、出力を兼ねています。この端子とGNDとの間に任意のインピーダンスの素子がつながった格好でつくることができるようになります。実現されるインピーダンスは、
Z=(Z1*Z3*Z5)/(Z2*Z4)
です。
GIC  たとえば左の図のようにZ4の部分にコンデンサを使い後は抵抗にすれば半導体インダクタが作れます。
Z=jω(R1R3R4C1)/(R2)
 また、Z1とZ5をコンデンサにして後は抵抗を使えばFDNR素子が作れます。
Z=-D/ω2
 このGIC回路は主に難しい特性のフィルタ回路のために使われることが多いです。

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