タンタルコンデンサの恐怖

 タンタルコンデンサというものがあります。電解質に溶けないように陽極にタンタルという希少元素が使われています。タンタルコンデンサは普通のアルミ電解コンデンサと同じような場所に使われます。特に電源の平滑用やバイパスコンデンサ、として良く使われます。それはアルミ電解コンデンサよりもちょっとだけ周波数特性が良いためです。

タンタルコンデンサ タンタルコンデンサは右の写真のようにな形をしています。大きさは容量にほぼ比例して決まります。形はどれも丸っこくて、可愛らしくて、つるつるしています。それだけでタンタルコンデンサが好きな人もいるくらいです。色はメーカーの好みで決まり、普通は青や緑や橙色のものを見かけます。
 一方チップのタンタルコンデンサは四角い形をしています。チップのタンタルコンデンサはどちらがプラスでどちらがマイナスかわかりにくいのですが、白い線の入っているほうがプラスです。

 そんなタンタルコンデンサですが、使い方にはとても気をつけなければなりません。それは壊れたときに導通モードで壊れるからです。つまり、壊れるとショートしてしまうのです。タンタルコンデンサは電源の平滑用やパスコンに使われると書きましたが、これは一大事です。タンタルコンデンサがショートすると電源が短絡してしまうからです。

 ヒューズ入りタンタルコンデンサというものもあり、オープンモードで壊れるものもありますが、タンタルコンデンサは壊さないように使わなければいけません。
 壊さないためには次の点に注意してください。

 もし、あなたの作った回路が急に動作しなくなった場合は、タンタルコンデンサを疑ってみると、解決するかもしれません。
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